電子世界から断絶した時間を作った話

tsuyoshiの頭の中

2020年の夏休み・お盆休みをみなさんはどのように過ごしているでしょうか?

昨年までとは違った夏休みを過ごしている方は少なくないと思います。

自分も昨年は無理やり休暇を取って旅行に行ったものですが、今年はそうもいかないです。。。

 

さて、そんな夏休みですが、自分は普段は取れない時間を取ろうと思いました。

それは

「電子世界から断絶した時間を作る」

ということです。

スマホの電源を切り、何も持たずに身一つで過ごした時間のことを、書いていこうと思います。

 

日常生活で電子世界から離れることは難しい

私たちの日常生活において、電子世界から離れることは困難です。

特に、新型コロナウイルス感染症の影響で在宅ワークが推奨されるようになって、メールや業務連絡用SNSの連絡を絶った状態を作ることはより困難になったと感じます(なにしろ、いつ何時も連絡が来る可能性があり、それに備えなければならないのですから、、)。

そんな中でお盆休みに入り、研究室も休みになって連絡が入りっこない時間が訪れました。

常時接続の世界に疲れているなぁということは感じていたので、

「せっかくだったら電子世界から距離を置く時間を作ろう!」

と思い、スマホもパソコンも電源を切り、時計もできるだけ見ないようにする時間を作りました。

(半日くらいそういう時間を作った日を、数日設けました。)

 

本を読む

家の中で本を読む

さて何をやるか。

買ったまま読めていない本がそこそこあったので、読書をすることにしました。

元々読書は嫌いではないのですが、スマホの電源をつけているとスマホを見てしまうせいか、あまり集中できず、じっくりと本を読む時間をあまり取れていない状態が長い間続いていました。

そのような中で家でゆっくり読書をするのは本当に久しぶりでした。

布団の上で、机の前に座って、床に座ってなど、いろいろな体勢で読書をしていました。

徐々に昔の読書時の集中力を取り戻していったなぁ、って思います。

 

公園で本を読む

家で読書をしていると、「家だけじゃなくて外でも本を読むか」と思い付いたので、本を持って公園に行きました。

自転車を10分くらい走らせた場所にある市民公園。

遊具があって遊べる場所や、池や木が植えられたゆっくりできる場所がある公園に行きました。

公園に着いてどこで読書をするか考えながら歩き、池の中を覗いてみると、亀がいました。

しばらく大きい亀や小さい亀が泳ぐ姿や岩に上がっている様子を観察していました。

 

読書する場所を決め、本を取り出し読書開始。

最初は公園の椅子に腰かけて本を読んでいました。

すると、何やら鳥の鳴き声が聞こえています。

何の鳥かな、って思って見てみると、鳩でした。

よく聞くと鳩でもいくつか鳴き声の種類があって、こんなにバリエーションがあるのかと思いました。

 

さて、次は体勢を変えて草むらの上に座っての読書。

視点が低くなって、周りの環境が少し違うように感じました。

枯れかけの花にチョウが飛んできます。蜜を吸っているのでしょうか?四枚ある羽のうち、下の二枚の羽を上下させながら花にとまっています。

読書の傍ら、そんな風景に目をやりながら読書をしていました。

 

大学の学部生の時は外で読書をしていたのですが(楠の下とか総人広場とか)、その時の感覚を思い出して懐かしくなったりしてました。

 

街中をサイクリング

思いのままの方向へ

散歩やサイクリングをするのが元々好きで、家でずっといるのも、と思いサイクリングに行くことにしました(一人旅だと何も考えずにフラフラしたりすることも多々あります(笑))。

 

もちろん、スマホは家において。時計もつけずに身一つです。

 

目的地などは特に決めません。その時の気分です。

ただ、マスクを持たないようにしたので、人と接触する場所は避けるようにはしていました。

自分の住んでいる町は、北側に山、南側に平地があって、それぞれ別の日に北側と南側に行きました。

 

自転車を降りて公園の茂みの中へ

まずは、北側の山側へとサイクリングをした話から。

 

なんとなく山側に行こうとは思っていたものの、目的地など決めていません。

ふと公園があったことを思い出し、そこへ。(※読書の時の公園とは別の公園です。)

確か10~15年ほど前に整備された古墳の場所の公園です。

幼稚園の時はむしろ木々生い茂る丘、って感じでザリガニ釣りやカブトムシ探し、セミ捕りなんかをやった記憶がある場所です。

整備されちゃって木々が減ってしまい、残ったのはほんの一部だけだったのですが、幼少期の思い出の場所でもあります。

 

そんな場所に赴き、適当に散歩。

セミの鳴き声が聞こえ、トンボやチョウが飛び回ります。草むらに目をやれば巣を張ったクモが。何かの生物の糞には群がるハエが。

「そういえばセミ捕りをここ数年やっていないな」と思い、「せめて見つけることくらいはできるかな」みたいに思ってセミを探す。

セミの高さ位置的に捕獲はできませんでしたが、しっかり見つけることができ、一安心。

 

最近の生活ではめっきり使わなくなったような五感(特に視覚や聴覚)の使い方して、懐かしい気持ちに。

子供の頃の、草むらを駆け回っていた時に近い感覚を思い出しました。

ただ、蚊にはかまれましたね(笑)

 

坂道と下り坂

さらに北に進み、「せっかくだし坂を上るか」と思い坂を上る。

ちょっと急な斜面の坂があったので、思い切って上ってみることに。

サンダルとママチャリだったので力が入らなかったですが(笑)、何とか登り切りました。

 

そして、目の前に見えたのは下り坂。

「これ、ブレーキなしで降りたらすごいスピードでるな」とか思いながら、周囲の安全を確かめつつ降下開始。

めっちゃ気持ちよかったぁ

 

最後は川辺へ

そろそろ帰るか、と思い自宅の方へ。

帰り道の自転車を漕いでいると、川が。

ふと「入ってみるか」と思い立ち、川辺へ。

ズボンの裾をめくり、いざ川の中へ。

 

気持ちいーと思いながら、川の中を散策。

岩を裏返したり、川の流れを観察しながらゆっくりと歩く。

この川も幼少期の頃よく来た場所だったので、懐かしさを感じつつ、川の流れを感じてました。

 

田んぼの中を走る

北側は前行ったし南側に行ってみるか、と思いサイクリング開始。

この日ももちろん、目的地は決めていない。

あまり行ったことないところ行くか、くらいの感覚でいざ出発。

 

住宅地や団地を抜けると、そこには一面の田んぼが。

そこそこ広い田んぼで、なんだか懐かしさを感じながら、その中の道を走る。

トンボが飛んでいる様子や水路に流れる水を見て、のんびりしながら自転車を漕いでました。

 

桜のアーチを通り抜ける

遠くに木の並んだ場所が見えるな、と思いそちらのほうへ。

行ってみると、桜の木が両端に植えられた遊歩道が。

セミが鳴く葉桜のアーチの中を、のんびりサイクリング。

四方八方からのセミの鳴き声に夏を感じながら、途中足を止めながら進んでいき、帰路につきました。

 

精神的な豊かさに気を使った夏休み

こんな感じの、電子世界から離れた、子供のころに近い生活をする時間を取りながら夏休みを過ごしていました。

スマホを持って行っていないので、写真なんかはもちろんありません。

 

ただ、何とは言えないですが、なんとなく精神的な豊かさを得られたかな、と思います。

あとは、目を休めるいい機会になったかなと(ここ数日、目の調子が普段より良いのです)。

これからもこういう時間は取れたらなぁって思います。

 

さて、今日の夜もスマホを置いて散歩に出かけてみようかな。

 

※本記事は日記的な記事で,学術的な内容は一切含みません。

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